拠点・施設鶴丸海運(北九州市若松区)は23日、福岡県内の苅田地区と響灘地区で新倉庫の営業を開始したと発表した。自動車関連貨物やバラ貨物の保管需要に対応し、倉庫保管に加えて輸送、荷役、付帯作業を組み合わせた物流サービスの提供能力を高める。
ロジスティクス部苅田支店では、5月18日から福岡県苅田町港町で「5号倉庫」の営業を始めた。面積は9522平方メートルで、鉄骨造平屋建ての2棟構成。自動車部品、原料、リサイクル商材などを保管する。苅田地区は自動車メーカーや部品メーカーが集積し、年間154万台の生産能力を持つ自動車産業の拠点とされる。新倉庫は日産自動車九州の九州工場から5キロ圏内にあり、サプライヤーの部品保管拠点としての利用を想定する。

(出所:鶴丸海運)
5号倉庫は、一部に高床倉庫を採用し、コンテナやトラックの積み降ろしに対応しやすい構造とした。東九州自動車道・苅田北九州空港インターチェンジ、苅田港からそれぞれ車で5分、北九州空港から15分の立地にあり、輸出入コンテナを伴う作業にも対応する。自社車両を活用し、コンテナ輸送、倉庫保管、製品輸送まで一連の業務を受託する。
一方、鉄鋼物流部若松営業所では、3月24日から北九州市若松区響町で「グローバルロジセンター」の営業を開始した。面積は2万933平方メートルで、鉄骨造平屋建ての3棟、13区画で構成する。保管品はコークス、蛍石、スクラップなどで、多様なバラ積み貨物を扱う多目的倉庫として運用する。
響灘地区は周辺工場団地向けの原料保管需要があるエリアで、2022年11月には同地区で「ひびきマテリアルロジセンター」が完成している。今回の新倉庫により、同地区でのバラ貨物対応力をさらに広げる。グローバルロジセンターは響灘南岸壁、安瀬8号岸壁から車で5分、ひびきコンテナターミナルから15分の場所にあり、港湾荷役と倉庫保管を組み合わせた運用がしやすい。
同センターでは保管だけでなく、原料の袋詰めやふるい作業などの付帯作業も提供する。工場の品質規格に合わせた加工作業を倉庫側で担うことで、荷主の工程負担を抑える。2拠点の稼働により、同社は北九州・苅田エリアで自動車関連物流と鉄鋼・原料物流の双方を補完する体制を整備した。
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