M&Aシャープと鴻海精密工業(フォックスコン、中国)は24日、新規事業における戦略的協業に関する覚書を締結したと発表した。AI(人工知能)インフラ、エネルギー・ESG関連、ロボティクス、スマートオートメーション、次世代通信、スマートシティなどを対象に、共同研究開発や事業化に向けた協業モデルを検討する。
両社は、鴻海が持つグローバルな製造能力、サプライチェーン、研究開発力と、シャープのブランド力、市場チャネル、サービスネットワークを組み合わせる。まず研究開発プラットフォームの構築を検討し、AI、エネルギー、ロボティクス、EV、次世代通信などの領域で共同研究やPoC、市場投入を進める。
あわせて、事業開発プラットフォームの構築にも取り組む。鴻海の製造・調達基盤やパートナーネットワークと、シャープの市場接点を活用し、日本を含むグローバル市場で新たな事業領域を開拓する狙いがある。
具体的な協業テーマの一つがAIインフラだ。シャープが参入を表明しているAIサーバー事業で、シャープブランドのAIサーバー関連製品・ソリューションの展開を検討する。導入支援から製品供給、運用・保守までを視野に入れ、高性能コンピューティングやAIアプリケーション需要の拡大に対応する。
鴻海はEV、デジタルヘルス、ロボティクスの3分野に、AI、半導体、次世代通信の3技術を組み合わせる「3+3+3」戦略を進めている。今回の覚書は、この成長領域の技術・製造基盤をシャープの新規事業創出に活用する枠組みとなる。
物流・サプライチェーンの観点では、AIサーバーやロボティクス、スマートオートメーションといった成長領域で、製造力と市場開拓を結び付ける。今後は対象領域ごとに協業機会を検討し、段階的に事業化を進める。
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