認証・表彰三菱倉庫は25日、ESG(環境・社会・ガバナンス)投資指数「FTSE JPX Blossom Japan Index」(FTSE JPXブロッサム・ジャパン・インデックス)の構成銘柄に初めて選定されたと発表した。各セクター内で相対的に評価する「FTSE JPX Blossom Japan Sector Relative Index」(FTSE JPXブロッサム・ジャパン・セクター・リラティブ・インデックス)には5年連続で選ばれた。
両指数は英FTSE Russell(フッツィー・ラッセル)が算出し、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)がパッシブ運用に採用するESG指数だ。FTSE JPX Blossom Japan Indexは、東証株価指数(TOPIX)構成銘柄のうちESG総合スコアが一定基準以上の企業で構成される。Sector Relative指数は、温室効果ガス(GHG)排出の多い業種について低炭素経済への移行に向けた改善の取り組みを評価し、セクター間で偏りが出ないよう設計されている。
指数連動ファンドは構成銘柄の入れ替えに合わせて対象株を機械的に売買する。新規の組み入れは、こうしたファンドからの買いと安定株主の増加につながる。ただし同社のような大型株では、その効果は一過性で規模も限られる。
荷主の脱炭素評価、取引材料に
物流企業の場合、選定は荷主との取引にも関わる。輸送は荷主のサプライチェーン排出(Scope3)に含まれる主要な項目だ。Scope3の削減目標を掲げる大手荷主は、物流の委託先をESG評価で選び始めた。認知度の高い指数への組み入れは、その選別で示せる材料のひとつになる。
指数への組み入れは、ESG情報の開示水準と相対的な評価を表す。CO2排出の削減実績そのものを保証するわけではない。実際の排出削減は、個々の取り組みの積み重ねによる。三菱倉庫は2050年のネットゼロを掲げ、24年12月に科学的根拠に基づく排出削減目標(SBT)の認定を取得した。
同社は「誠実で公正な企業活動を通じてサステナビリティの取り組みと情報開示を充実させ、企業価値の向上に努める」としている。
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