荷主KGモーターズ(広島県東広島市)は29日、福島イノベーション・コースト構想の2026年度「地域復興実用化開発等促進事業費補助金」に採択されたと発表した。1人乗り小型EV「mibot」を活用し、福島県浪江町で分散型電力インフラの構築実証を26年度から28年度まで実施する。
事業名は「EV連携DCエネルギーシステムとVPP統合制御による分散型電力インフラ構築実証」。浪江町との連携協定に基づき、再生可能エネルギーの普及拡大と地域レジリエンス向上を目指す。
実証では、mibotの車載バッテリーと定置蓄電池を直流で接続するエネルギーシステムを開発するほか、浪江町にAIセンターを整備し、複数のEVや蓄電池のデータを統合管理する。AI(人工知能)による需要予測と最適制御に加え、VPP(仮想発電所)とV2X技術を組み合わせ、地域全体の電力需給最適化の実現を目指す。
KGモーターズは、mibotを移動手段にとどまらず、エネルギーを蓄え、運び、制御する分散型電力インフラの構成要素と位置づける。今回の実証を通じ、災害時にも機能する地域レジリエンスの強化や再生可能エネルギーの地産地消、エネルギー関連産業の創出、地域経済の活性化につなげる。
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