サービス・商品古野電気(兵庫県西宮市)は6月29日、デュアルバンドGNSS基準周波数発生器「GF-100シリーズ」を11月から発売する予定と発表した。

(出所:古野電気)
新製品は、GNSS信号の異常を検知すると自動的に内蔵発振器によるホールドオーバーへ切り替え、異常信号の影響を受けずに時刻同期を継続できる「能動的ホールドオーバー」を搭載した。また、L1・L5のデュアルバンド受信に対応し、L5帯の独立サーチ機能を備えることで、L1帯の受信環境が悪化した場合でも安定した時刻同期を継続できる。さらに、Galileoの信号認証機能「OSNMA」や準天頂衛星システム(QZSS)の「QZNMA」、衛星信号の信頼性を評価するT-RAIM、都市部でのマルチパス環境に対応するダイナミック・サテライト・セレクションなど、多層防御設計を採用した。
製品は4機種を用意し、24時間のホールドオーバー性能は最大±1.5マイクロ秒を実現した。最上位モデル「GF-105S」は従来と同等性能を小型筐体で実現し、実装面積を約80%削減した。全機種で現行GF-88シリーズとのハードウェア互換性を確保しており、既存設備への置き換えや新規機器への組み込みが容易としている。
同社は時刻同期用マルチGNSSアンテナ「AU-500」と組み合わせた利用を推奨しており、2026年9月にはノルウェーで開催されるGNSS脆弱性の国際検証イベント「ジャマーテスト」で、GF-100シリーズを用いた実環境での耐性確認テストを実施する。
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