ロジスティクス米国トラック協会(ATA)は12日、全米で統一した自動車安全基準を維持することを目的とする「Uniform Vehicle Safety Standards Act」(統一車両安全基準法案)の提出を支持すると発表した。法案は、米運輸省道路交通安全局(NHTSA)が自動車安全規制の主要な権限を持つことを明確にし、州ごとに異なる基準が事実上適用されることを防ぐ狙いがある。
ATAによると、現行法ではNHTSAが定めた連邦安全基準を満たしていても、州法に基づく訴訟で、製造時点の連邦基準を上回る装備や安全対策が事後的に求められる可能性がある。こうした状況が、車両メーカーや運送事業者の設備投資判断を不安定にし、コスト上昇につながると主張している。
法案は、NHTSAの安全基準を全米共通の基本ルールとして位置付ける内容で、メーカーや運送事業者が長期的な車両・設備投資を行いやすくすることを狙う。ATAは、基準の不統一によるサプライチェーンへの影響や消費財コストの上昇を抑える効果も期待できるとしている。
法案は共和党の下院議員4人と上院議員2人が提出した。ATAのほか、自動車、バス、保険、食品流通、トレーラーメーカー、タンクローリーなどの業界団体や企業も支持を表明している。
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