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電池資源循環へ、DOWAが回収プロセス開発

2026年7月2日 (木)

荷主DOWAエコシステム(東京都千代田区)は7月1日、使用済みリチウムイオン電池からニッケル・コバルト硫酸塩を回収するプロセスを開発し、正極材メーカーへの直接販売に向けた実証試験を開始したと発表した。

リチウムイオン電池は電子機器やハイブリッド車、電気自動車、住宅用蓄電池など幅広い用途で普及が進む一方、正極材に使用されるリチウム、ニッケル、コバルトは産出国が偏在しており、需要拡大に伴う資源確保が課題となっている。このため、使用済み電池からのレアメタル回収技術の重要性が高まっている。

同社はこれまで、安全処理した使用済み電池からブラックマスを回収し、炭酸リチウムとして再資源化する技術を実証してきた。今回、新たにブラックマスからニッケル・コバルト硫酸塩を回収するプロセスを開発したことで、リチウム、ニッケル、コバルトの主要レアメタルを一貫して回収できるリサイクルプロセスを構築した。

▲実証プラント(出所:DOWAエコシステム)

新プロセスは、同社のブラックマス回収技術と、DOWAエレクトロニクスの精製技術を組み合わせて確立したもので、一連のリサイクルプロセスについて特許を申請中である。回収したニッケル・コバルト硫酸塩は現在、正極材メーカーへのサンプル供給と性能評価を進めている。

また、使用済みリチウムイオン電池の回収から安全な処理、ブラックマス製造、レアメタル精製までを一貫して行う資源循環体制を構築した。今後は実証プラントで運転安定性や品質を検証するとともに、将来的な増産に向けた設備のスケールアップを進めるほか、国内だけでなくグループの海外拠点への展開も検討する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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