DHL、パンダ2頭を中国からベルギーへ輸送

話題DHLは2月28日、同社保有のB767型貨物専用機で、ジャイアントパンダ2頭を中国・成都からベルギー・ブリュッセルに送り出したと発表した。この輸送により、中国とベルギーとの15年間におよぶジャイアントパンダ飼育繁殖研究協力が開始される。

2月22日午前11時45分に中国・成都の中国ジャイアントパンダ保護研究センターから始まり、その翌日、ベルギーのパイリダイザ動物保護区に特別に建設された中国庭園に引き渡されて完了。この2頭は、飼育係2人、獣医1人、竹エサ100キロとともに貨物専用機で運ばれた。

ともに4歳になるメスのハオハオ（好好）とオスのシンウェイ（星徽）は、DHLのグローバルネットワークを経由して、新たな拠点となるベルギー・ブリュージュレットのパイリダイザ動物保護区に23日に到着。

ハオハオとシンウェイは、5000頭以上の動物を飼育する55エーカーのパイリダイザ動物保護区で15年間過ごす。DHLと中国ジャイアントパンダ保護研究センターは、「ゆったりした快適な旅を約束」するため、広さを備えた移動用ケージを製作。ケージの屋根は中国古代建築風の特別なデザインとなった。