調査・データシーオス(東京都渋谷区)は2日、飲料物流が抱える課題と対応策をまとめたホワイトペーパー「飲料物流の『三重苦』を乗り越える構造改革」を6月30日に公開したと発表した。
資料では、重量物であることや季節による需要変動、パレット規格の混在や長時間の荷待ちなど、飲料物流特有の課題に加え、ドライバー不足や新物流効率化法への対応が急務となっている現状を整理している。こうした課題は個社単独での改善には限界があるとし、競合企業を含めた共同配送や往復輸送の活用が持続可能な物流体制の構築につながると提言した。
共同配送については、複数企業が参画できる標準化された物流プラットフォームの構築が重要と指摘する。一方、往復輸送では、異なる荷主間のスケジュール調整や運賃転嫁、運用ルールの整備などの課題を踏まえ、それらを解決しながら持続可能な輸送ルートを構築するための実践的な手順を紹介している。

(出所:シーオス)
また、新物流効率化法への対応では、輸送効率の向上にはシステム導入だけでなく、複数企業が参画できる業務プロセスを再定義する「超上流工程」が重要になると説明。経営のビジョンと現場オペレーションを結び付けるチェンジマネジメントの考え方についても解説している。
シーオスはロジスティクス分野で25年以上にわたりコンサルティングやシステム開発、業務支援を手がけており、今回のホワイトペーパーでは2030年を見据えた共同配送や往復輸送の実装に向けたロードマップを示している。
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