ロジスティクス地区宅便(東京都練馬区)は6日、日祐(横浜市港北区)およびglafit(グラフィット、和歌山県和歌山市)と、特定小型原動機付自転車を活用したラストワンマイル配送の実証を開始すると発表した。配送効率の向上や環境負荷の低減、配送手段や担い手の多様化を検証し、持続可能な地域配送ネットワークの構築を目指す。
実証では、glafitが開発・提供する特定小型原動機付自転車「電動サイクル」NFR-01Pro⁺を、ダイレクトメールやポスト投函型配送、小型荷物配送の一部で活用する。同車両は最高時速20キロメートルの車道モードと最高時速6キロメートルの歩道モードを切り替えて走行でき、電動走行により坂道でも走行しやすいことが特徴。

▲日祐の配達使用の「電動サイクル」NFR-01Pro⁺(出所:地区宅便)
地区宅便と日祐では、これまで配達員が不在となるエリアや休暇取得時などに、社内スタッフが軽自動車で配送エリアまで自転車を運搬し、自転車で配達する運用を行ってきた。一方、軽自動車1台に自転車を2台までしか積載できないことが課題となっていた。今回活用する車両はコンパクトなため、軽自動車1台当たり4台の積載が可能となり、1回当たりの運搬台数が2倍になるという。
また、車道通行モードと歩道通行モードの切り替え機能に加え、ペダルをこがずに電気モーターで走行できるため、住宅街での走行や、坂道の多いエリア、広域エリアでの配送にも対応しやすい。体力差や運転免許の有無に左右されにくい配送体制の構築も検証する。
実証は7月以降、地区宅便と日祐の配送ネットワーク内で、川崎市と東京23区内を対象に順次開始する予定。配送効率や移動時間、配送可能件数、CO2排出削減効果、安全性、配達員の使いやすさ、運用コスト、天候・地形・積載条件への適合性などを検証する。
3社は実証で得たデータと現場知見をもとに、配送品質、コスト、環境負荷、安全性の観点から実装可能性を評価する。将来的には、地区宅便と日祐の配送ネットワークでの運用拡大に加え、自治体や地域企業、他の配送事業者との連携も視野に入れ、ラストワンマイル配送の新たな手段として全国展開を目指す。

▲配達の様子(出所:地区宅便)
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