ロジスティクス川崎汽船は9日、連結子会社のダイトーコーポレーション(東京都港区)が総トン数260トン級の電動タグボート(EVタグ)2番船の建造を決定したと発表した。2024年に建造を決めた199トン級の1番船に続く2隻目で、28年7月の完成を予定している。
建造は本瓦造船が担当し、川崎重工業が制御・推進システム、東亜建設工業が陸上給電設備の設計・施工を担う。

▲調印式の様子(出所:川崎汽船)
新船は東京湾での曳船作業に対応する高出力仕様で、モーター出力は4400馬力と1番船の3600馬力から強化した。動力と船内電力を効率的に供給するDC配電システムを新たに採用したほか、バッテリー残量不足時に稼働する補助発電機の出力制御には運航状態監視システム(CMS)を導入。蓄積した運航データを活用し、最適な電力供給によって化石燃料の使用削減を図る。
この取り組みは経済産業省と国土交通省による「内航船革新的運航効率化・非化石エネルギー転換推進事業」に採択されている。
完成後は1番船とともに東京湾で入出港支援に従事し、港湾の温室効果ガス排出削減を目指すカーボンニュートラルポート(CNP)の形成に寄与する。
川崎汽船グループは長期環境指針「“K” LINE環境ビジョン2050」に基づき、低炭素・脱炭素化に向けた技術開発と実装を進めている。
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