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川崎重工、16万m3型LNG3番船引渡し

2018年8月31日 (金)

荷主川崎重工業は8月31日、川崎汽船と東京センチュリー向け16万4700立方メートル型LNG運搬船「ENSHU MARU」(エンシュウマル)を同日引き渡したと発表した。

同船は、2016年に運用が開始された新パナマ運河を通峡できる船型として、同社が開発した16万4700立方メートル型LNG運搬船の第3番船。

従来船の船体寸法を維持しつつ、カーゴタンクを大型化し、LNG積載量を増加させることでLNG輸送コストの削減と船主の多様なLNGトレードに柔軟に対応する。

また、船体構造を改良して重量を軽量化するとともに、水線下の船体形状の最適化を図ることで、推進性能を最大限に高めている。さらに、主機関に同社が開発した再熱式蒸気タービン推進プラント「川崎アドバンストリヒートタービンプラント」を搭載することで、輸送効率を向上させている。

■主要目
全長:293メートル
長さ(垂線間長):280メートル
幅(型):48.9メートル
深さ(型):27メートル
満載喫水(型):12.2メートル
総トン数:12万7088トン
載貨重量トン数:8万3708トン
貨物倉容積:16万5257立方メートル
主機関:川崎URA-400型再熱式蒸気タービン機関1基
連続最大出力:2万6800キロワット×70回転/分
航海速力:19.5ノット
定員:48人
船級:日本海事協会
船籍:パナマ