環境・CSR千里カーゴサービス(大阪市此花区)は16日、高校生や大学生に物流・運送業界の役割や魅力を伝える出張授業プロジェクト「物流の授業」スクールキャラバンを開始したと発表した。第1回は7月9日に大阪府トラック協会の協力のもと、向陽台高等学校で実施し、現役ドライバーによる講話や冷凍トラックの試乗、ドローン操縦体験を通じて物流業界への理解促進を図った。
同社は2025年大阪・関西万博への出展で得たレガシーを生かし、若い世代へ物流の仕事を直接伝える教育活動として本プロジェクトを立ち上げた。
授業では、現役ドライバーが配送業務の実情や仕事のやりがいを紹介したほか、3トン冷凍車を使用した運転席への乗車体験や冷凍庫内での低温環境の体験を実施した。さらに、次世代物流として注目されるドローンについて講義と操縦体験を行い、物流の未来に触れる機会を提供した。

▲現役ドライバーによる授業(出所:千里カーゴサービス)
授業後のアンケートでは、約77%の生徒が「良かった」と回答し、物流業界に対する印象が「変わった」「少し変わった」と答えた生徒も半数を超えた。「思っていたより労働環境が良いと感じた」「物流が身近な仕事だと分かった」といった意見が寄せられたほか、約68%が「将来の仕事の候補にしたい」と回答した。一方で、交通事故への不安や体力面への懸念も挙げられ、同社は安全対策やサポート体制についても継続的に情報発信していく考えだ。
今後は高校だけでなく大学など教育機関との連携を広げ、学校ごとの要望に応じた出張授業を展開する予定。物流の重要性や最新技術への理解を深めることで、次世代の人材育成と業界の認知向上につなげる方針だ。
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