拠点・施設熊谷組(東京都新宿区)、神鋼商事(大阪市中央区)、清本鉄工(宮崎県延岡市)が共同出資するローカルエナジーシステム(大阪市西区)は15日、愛媛県西条市で建設を進めていたブラックバークペレット(BBP)製造工場の竣工式を行った。バークを原料とするBBP工場は国内初で、商業運転を行うブラックペレット工場として国内最大規模の製造能力を備える。
工場は6月に完成しており、9月まで試運転を実施した後、10月から商業運転を開始する予定。年間製造能力は約3万トンで、敷地面積は約1万2000平方メートルとなる。

▲西条ペレット工場での完成式の様子(出所:ローカルエナジーシステム)
新工場では、木材加工時に発生するバーク(樹皮)を原料とした木質ペレットを製造し、炭化装置で熱処理することでBBPを生産する。原料には愛媛県内を中心とした地域材由来の国産バーク材を使用する。

▲西条ペレット工場外観(出所:ローカルエナジーシステム)
BBPは熊谷組と清本鉄工が共同開発したバイオマス燃料で、発熱量や粉砕性、疎水性が石炭に近い特性を持つ。既存の石炭火力発電設備を使った石炭との混焼が可能で、大規模な設備改修を必要とせず、屋外で保管できる利点がある。
ライフサイクル全体の温室効果ガス排出量が低く、石炭からBBPに置き換えることでCO2排出量の低減が見込まれる。一般炭の代替として石炭火力発電所やセメントのキルン、産業用・製紙用ボイラーの燃料に利用できるほか、微粉炭やコークスの代替としてPCI(微粉炭吹込み)燃料や還元材にも活用できるという。
ローカルエナジーシステムは、これまで十分に活用されてこなかった森林資源の価値化を通じ、資源循環の促進や林業、木材産業を含む地域産業の活性化につなげる。愛媛県や西条市とも連携し、地域と一体となった事業を展開する方針だ。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。
































