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日本化学工業、AIサーバー向け材料の供給力1.5倍

2026年8月18日 (火)

荷主日本化学工業は18日、福島第一工場(福島県郡山市)でチタン酸バリウムの生産設備を増強すると発表した。生成AI(人工知能)の普及に伴うデータセンター市場の拡大を受け、AIサーバーなど向けの高性能な積層セラミックコンデンサー(MLCC)の需要増加に対応する。2027年度に増強を完了し、同年度中の稼働開始を予定する。

チタン酸バリウムはMLCCの誘電体として使用される材料。AIデータセンターの拡大に伴い、AIサーバーや高速通信を支えるネットワーク機器、関連電子機器向けの高性能MLCC需要が世界的に増加している。同社はAIサーバー関連用途が今後のMLCC市場の成長をけん引するとみている。

▲チタン酸バリウムの製品外観(出所:日本化学工業)

日本化学工業は、チタン酸バリウムの研究開発を長年進め、微粒子合成や粒径制御などの技術を蓄積してきた。近年はAIサーバー向けを含む高性能MLCC用途の製品開発を進め、国内外で採用が拡大しているという。

今回の設備投資では、需要増への対応に加えて安定供給体制を強化する。増強後は、電子セラミック材料のAIサーバー向け需要への対応力が現行比1.5倍に拡大する見込み。この対応力にはチタン酸バリウムだけでなく、原料となる高純度炭酸バリウムも含む。

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