ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

中国・南沙、「5港連携」で越境貿易機能を集約

2026年8月18日 (火)

国際中国・広州市南沙区で、港湾物流や金融、通関、データ基盤を一体化した越境貿易の産業集積づくりが進んでいる。現地で開かれた「グローバル越境貿易産業クラスター・エコシステム会議」では、新たな産業クラスターの構築開始と関連サービス基盤の整備が発表された。南沙区は、貨物の集積拠点にとどまらず、越境取引を支える物流・金融・制度面を含むサプライチェーン拠点への転換を打ち出した。

構想では、海港、空港、金融、人材、データの5分野を連携させる「5港連携」を軸に、税関、税務、外国為替、金融、倉庫、認証、商業、物流の8機能を統合する。物流面では、広州港を核とした貨物輸送と倉庫機能に、決済や通関、データ連携を組み合わせ、越境取引の手続きを一体化する考えだ。

金融面では、多国籍企業8社が人民元と外貨のクロスボーダーキャッシュプールを設け、1万社超が自由貿易口座を開設しているという。また、税関、外国為替、税務のデータを連携する国際貿易プラットフォームは5000社超と30以上の銀行が利用し、オンライン決済額は1700億元を超えたとしている。

物流事業者や輸出企業の通関面では、AEO認定の取得支援も進める。2026年6月時点で南沙区内のAEO企業は91社に達した。加えて、海外投資や税務、法務を支援する窓口を設け、これまでに2700社超を支援したとしている。

デジタル分野では、港湾や空港、金融などの情報をつなぐ「データ港」を整備し、越境データ移転やAI活用の基盤づくりも進める。南沙区は、物流インフラの整備だけでなく、通関、金融、データ、コンプライアンスを一体化することで、中国南部における越境物流・貿易機能の集積を強める方針だ。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。