調査・データ日本内航海運組合総連合会(内航総連)がこのほどまとめた2026年6月の内航海運輸送動向によると、主要元請オペレーター58社の輸送量は、貨物船が1589万2000トンで前年同月比3%減、油送船が722万3000キロリットル・トンで10%減となった。台風6号、7号、8号の接近・通過や梅雨前線に伴う荒天が船舶運航に影響した。
貨物船では、雑貨を除く主要品目が前年同月を下回った。鉄鋼は同2%減の290万4000トンで、瀬戸内や太平洋側、日本海など広い範囲で荒天の影響を受けた。原料は5%減、燃料は8%減となり、燃料では一部船社の石炭専用船が修理中だったことも響いた。紙・パルプは25%減と落ち込みが大きく、前年に増加したバイオマス燃料向け木材輸送の反動も出た。一方、雑貨は9%増となった。
油送船では、黒油が21%減、白油が10%減となった。黒油は長距離航海の増加や中東情勢の影響でボンドバンカー輸送が減少したほか、ナフサやガソリンの精製が優先されたことでC重油の品薄感もみられた。白油も製油所の定期修理に伴う転送需要があった一方、中東情勢の緊迫化に伴う元売り各社の販売制限が影響した。
一方、ケミカルは7%増となり、トルエンやキシレン、MMA、アセトンなどの輸送増が寄与した。耐腐食も6%増で、前年にプラント定期修理の影響を受けた苛性ソーダの反動増が全体を押し上げた。高圧液化は1%減、高温液体は6%減だった。
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