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数千万ユーロを投資、仕分け能力50%向上

TNT、ベルギーで欧州ハブの生産性強化

2014年3月14日 (金)

拠点・施設TNT、ベルギーで欧州ハブの生産性強化TNTエクスプレスは14日、ベルギー・リエージュにある同社の主要ハブ「ユーロ・ハブ」の効率性と生産性を高めるため、数千万ユーロを投資すると発表した。労使協議会の承認を前提としたこの投資により、同ハブの仕分け能力は50%向上し、1500人の従業員の安全衛生を改善する。

ユーロ・ハブの処理能力を高めて作業のスピードを向上させるため、新たに貨物仕分けシステムの導入を2016年に完了する。7万5000平方メートルの施設の近代化には、小口貨物・書類の自動処理システムと、貨物検査の一施設への集約化が含まれる。

トラック配送貨物量の増加に対応するため、これらの貨物をスキャンする追加のX線機器にも投資する。

これらの投資により、輸出品と緊急貨物の処理時間を短縮し、易損品の取り扱い改善など顧客サービスの向上につなげる。オペレーション面では、障害の解消、増大する取り扱い貨物への対応、貨物あたりのコスト削減を見込む。

リエージュのユーロ・ハブは1998年以来、TNTエクスプレスの欧州での主要エア・ハブで、オランダのダイフェンに本社を置く同社の欧州ロードネットワークに接続して毎晩、40機の貨物輸送機と125台の配送トラックが集結している。