サービス・商品フューチャースタンダード(東京都台東区)は20日、既存の防犯カメラ映像をAI(人工知能)が定期的に確認し、異常を検知・報告するサービス「Smart Rounds(スマートラウンズ)」の一般提供を開始したと発表した。4月に「ものづくりワールド 名古屋」でプロトタイプを初公開し、その後、物流現場を中心とした実証実験を経て正式版とした。
同サービスは生成AIによる画像解析技術「VLM」を搭載し、自然な言葉で解析条件を設定できる。例えば「人が倒れているか」「ヘルメットを着用しているか」と指示することで、作業中と転倒など状況の違いを画像から判断する。物流・倉庫では、荷崩れの予兆や不適切な積載を早期に発見する用途を想定する。
映像を常時監視するのではなく、定期的に取得したスナップショットをAIが確認する仕組みを採用した。異常を検知すると、現場写真とAIによる状況説明を付けたレポートを即時送信する。メール通知のほか、パトライトとの連携にも対応する。既存の防犯カメラを活用できるため、大規模な機器更新を抑えられるとしている。
標準パッケージはカメラ40台、エッジPC1台、NVR1台の構成で、初期費用が税込660万円、年次費用が同33万円。既存のIPカメラやNVRを活用する個別見積もりプランも用意する。
同社は、防犯カメラ映像を事故後に確認する用途から、AIが自律的に巡回・報告する仕組みへ転換することで、人手不足が深刻化する現場の管理工数を削減し、リスクの見落とし防止につなげる。
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