サービス・商品フォーティエンスコンサルティング(東京都千代田区)は20日、カルビーが進めるS&OP(Sales and Operations Planning)業務プロセスの変革と、バリューチェーン最適化システム「C-BOSS」の構築を支援したと発表した。同システムは7月、カルビーの全関連部門で本格稼働した。
カルビーでは従来、営業部門がExcel(エクセル)を使って販売計画を作成していたが、原料、生産、物流、販売などの情報をタイムリーに反映し、バリューチェーン全体の収益性を把握することが課題となっていた。物流制約も顕在化するなか、データに基づく全社最適の意思決定を支える仕組みとしてC-BOSSを構築した。
C-BOSSは「Calbee Business Optimization Simulation System」の略称で、カルビーが1年3か月をかけて自社開発した。AI(人工知能)を使ってバリューチェーンを最適化し、利益最大化に向けた計画をシミュレーションする。原料調達から生産、物流、マーケティング、営業、財務までのデータを一元管理し、ばれいしょの収量や工場の生産能力などの制約条件を織り込んだ複数のシナリオを短時間で比較、検証できる。
フォーティエンスは業務プロセス設計やチェンジマネジメント、システム構築に加え、プロジェクト全体の推進管理を担当した。工場、営業、物流、調達、マーケティング、財務などの部門間で論点を整理し、会議体や意思決定プロセス、役割分担、計画粒度、KPIなどの設計を支援した。
カルビーはC-BOSSの活用により、部門をまたぐ需給、在庫、供給を統合し、バリューチェーン全体の収益性を可視化する。計画精度の向上と迅速な意思決定を後押しし、環境変化に強い事業運営につなげる。
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