荷主NECは24日、生成AIを活用して輸出入時の税番判定を支援する「AI税番判定サポート」を機能強化し、20日から提供を開始したと発表した。商品画像やカタログPDFからの判定、一括処理、税率表示、判定結果のデータベース保存、判定履歴の自動保存の5機能を追加し、通関業務の効率化を図る。
同サービスは、貨物の輸出入時に必要となる輸出入統計品目番号、いわゆる税番の特定を生成AIで支援する。税番は商品の種類や用途、材質などに基づいて決まり、誤った番号を申告すると関税の過不足や通関遅延につながる可能性がある。一方、判定には専門知識が必要で、担当者の経験差や大量品目を処理する際の業務負荷が課題となっている。
商品の写真や仕様書、カタログPDFなどをアップロードするとAIが内容を解析して税番を判定できるようにした。複数商品の一括判定にも対応し、インボイスなど多数の品目を扱う業務での処理時間短縮を狙う。判定した税番にひも付く関税率も画面上で確認できる。
さらに、AIによる判定結果を案件情報や輸入情報とともにデータベースへ蓄積し、過去の判定結果を社内ナレッジとして活用できるようにした。判定履歴は自動保存し、フィルタリングやダウンロードにも対応する。NECは、税番判定の属人化を抑えながら、通関実務のトレーサビリティー向上や大量処理への対応につなげる。
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