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EU連帯レーン、ウクライナ輸出2.3億トン支える

2026年8月24日 (月)

調査・データ欧州委員会は19日、ウクライナとEUを結ぶ代替輸送網「連帯レーン」の2026年7月までの利用実績を公表した。連帯レーンは、ロシアによるウクライナ侵攻と黒海港の封鎖を受け、EUが22年5月にウクライナ、モルドバと立ち上げた鉄道、道路、内陸水運による物流ルート。開始以降、ウクライナから2億3000万トンの貨物を輸出した。内訳は農産品が1億300万トン、鉱石や鉄鋼など非農産品が1億2700万トンだった。

7月単月では、ウクライナの輸入貨物の90%、非農産品輸出の95%を連帯レーンが担った。一方、穀物や油糧種子などの輸出では連帯レーン経由が20%、黒海経由が80%となり、農産品輸送では黒海ルートの比重が高い状態が続いている。

22年5月以降の穀物、油糧種子などの輸出量は、連帯レーンとウクライナの黒海港を合わせて2億5500万トン。このうち連帯レーンが40%、黒海港が60%を占めた。26年7月には、ウクライナが独自に開設した黒海回廊を通じて240万トンの穀物や油糧種子などが輸出された。

輸入面では、連帯レーンを通じて燃料、自動車、肥料、軍事・人道支援物資など1億1100万トンがウクライナに輸送された。22年5月以降の連帯レーン経由の貿易額は3040億ユーロで、このうち輸出が780億ユーロ、輸入が2260億ユーロに上る。

EUは、国境手続きの簡素化や交通管理の改善、物流設備・インフラへの投資を進め、輸送能力の維持・拡大を図っている。連帯レーンは戦時下の代替物流網としてだけでなく、将来のウクライナ復興やEU単一市場との接続基盤とされている。

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