メディカルSkyDrive(スカイドライブ、愛知県豊田市)は28日、台湾での「空飛ぶクルマ」の社会実装に向け、現地パートナーの7Aドローンズ(新楽飛無人機)、工業技術研究院(ITRI)と台湾民用航空局(CAA)を訪問し、型式証明(TC)の取得や制度設計について協議したと発表した。台湾・澎湖諸島で計画する救急医療搬送サービスの2028年以降の開始を見据え、安全運航に必要な認証・規制面の具体化を進める。
SkyDriveは2025年5月、7Aドローンズ、ITRIと澎湖諸島での救急医療搬送の事業化に向けて提携。26年2月には7Aドローンズと「SKYDRIVE」10機の購入に関する基本合意(LOI)を締結し、澎湖本島の馬公市と二次離島の虎井を結ぶ航路案を策定した。さらに7月には3者で実装準備に関する合意を交わし、離着陸場や充電設備、運航管理システム、医療機関との連携などの具体化に着手している。

▲台湾民用航空局(CAA)との意見交換会の様子(出所:SkyDrive)
今回のCAA訪問では、何淑萍局長や林俊良副局長らと面談し、台湾での型式証明取得に必要な制度設計や関連課題について意見を交換した。これまでの取り組みが機体導入や運航体制の検討を中心とした実装準備だったのに対し、今回は社会実装に必要な認証制度の協議へと対象を広げた形だ。
澎湖諸島では冬期の荒天で船舶が欠航することがあり、離島の医療アクセスが課題となっている。SkyDriveなどは空飛ぶクルマを救急医療搬送に活用する計画で、今後はCAAを含む行政機関や医療、交通、通信などの関係者との調整を進める。
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