拠点・施設米CFインダストリーズとJERA(東京都中央区)、三井物産は26日、米ルイジアナ州モデステで低炭素アンモニア工場「Blue Point One」(ブルーポイント・ワン)の建設に着手した。2029年の稼働を予定し、年間平均生産能力は140万トン。完成時には世界最大規模のアンモニア工場になるとしている。農業用肥料原料に加え、低炭素燃料などエネルギー用途への供給を想定する。
3社による合弁事業で、CFインダストリーズが40%、JERAが35%、三井物産が25%を出資する。合弁会社による投資額は37億ドル。これとは別にCFインダストリーズが4年間で5億5000万ドルを投じ、将来のアンモニア増産や肥料関連設備の拡張に対応できる共用インフラを整備する。独リンデも4億ドル超を投資し、工場内に酸素と窒素を供給する空気分離設備を新設する。
生産工程には自熱改質(ATR)技術を導入する。製造時に発生するCO2の98%を回収し、米オクシデンタル傘下のワンポイントファイブとカナダのエンブリッジによる合弁事業を通じて輸送、地下貯留する計画だ。製造時のCO2排出を抑えた低炭素アンモニアとして供給する。
JERAは、アンモニアを火力発電の脱炭素化に活用する燃料の一つに位置付けており、今回の事業を通じて低炭素アンモニアの安定したバリューチェーン構築を進める。三井物産も米国や日本を含む市場への供給を視野に、サプライチェーンの強靱化につなげる考えだ。
工場が立地するCFインダストリーズのブルーポイント・コンプレックスには、将来の拡張余地も確保する。
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