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日本ショッピングセンター協会調べ

既存SCの2月売上高が1%減少、大雪で物流停滞

2014年3月25日 (火)

調査・データ日本ショッピングセンター協会が24日発表した2月のSC販売統計調査結果によると、同月の既存SC売上高は前年同月比1%減と、前月から一転して前年を下回った。

2月前半は気温の低い日が続き、春物衣料の動きが鈍く、冬物セール品も品薄のため、売上を伸ばせなかった。関東甲信地方を中心に2週連続の大雪があり、営業時間の短縮や休業、道路の閉鎖などで来店客数が減少したこと、物流が滞り、品薄状況が続いたことが大きく響いた。

月後半は気温が上昇して春物衣料を中心に動きだし、消費増税前の駆け込み需要で比較的単価の高い化粧品や貴金属、時計、家具、家電などが伸長しているとの報告があったものの、前年実績をクリアするには至らなかった。テナントは1.7%減、キーテナントは0.8%増だった。

地域別でみると、北海道は4.5%増で国内外からの観光客数の増加やリニューアル効果による好調な結果。近畿は0.1%増で、8か月ぶりにプラスに改善した。