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名古屋港、1-6月の貨物取扱量4.3%減少

2016年9月28日 (水)

調査・データ名古屋港管理組合は27日、2016年上半期(1-6月)の名古屋港統計速報を公表した。入港船舶は1万6395隻(前年同期比2.8%減)で、総トン数は1億1799万トン(1.9%増)となった。輸出入、移出入で減少し、総取扱貨物量は9518万トン(4.3%減)と前年実績を下回った。

外貿貨物は、輸出では完成自動車(10.7%減)、産業機械(6.5%減)が減少したため、2573万トン(4.4%減)と減少した。輸入では LNG(液化天然ガス、10.9%減)、原油(5.5%減)が減少したため、3703万トン(2.3%減)と減少した。全体では6276万トン (3.2.%減)と減少した。

内貿貨物は移出が1725万トン(7.6%減)、移入が1518万トン(4.7%減)となり、全体では3242万トンで(6.2%減)と前年を下回った。

外貿コンテナ貨物量は、2296万トン(0.6%減)で前年実績を下回った。このうち輸出は産業機械(2.8%減)が減少したため、 1117万トン(0.9%減)と減少した。輸入は家具装備品(6.8%減)が減少したため、2296万トン (0.6%減)と減少した。

外貿貨物の国別取扱貨物量のうち上位5国は、輸出では、中国が自動車部品の増加で313万トン(7%増)、アメリカが完成自動車の増加で211万トン(2.8%増)、アラブ首長国が完成自動車の減少で200万トン(11.9%減)、オマーンが完成自動車の減少で143万トン(21.8%減)、オーストラリアが非金属鉱物の増加で127万トン(26%増)となった。

一方、輸入では、オーストラリアがLNG(液化天然ガス)、鉄鉱石の増加で720 万トン(11%増)、中国が産業機械、自動車部品の減少で537万トン(2.7%減)、カタールがLNG(液化天然ガス)、原油の増加で391 万トン(4.7%増)、サウジアラビアがLPG(液化石油ガス)の増加で252 万トン(2.3%増)、アメリカがとうもろこしの減少で232 万トン(7.9%減)だった。

28日公表の6月実績によると、入港船舶2673隻(前年同月比6%減)、総トン数2014万トン(1.2%増)、総取扱貨物量は、輸入が増加し、輸出・移出入で減少し、全体で1611万トン(1.9%減)と前年実績を下回り、輸入がやや盛り返したものの、1-6月実績と似た傾向となっている。