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NCA、不適切整備の厳重注意受け再発防止策

2016年10月20日 (木)

ロジスティクス日本貨物航空(NCA)は19日、航空機の整備が不適切だとして国土交通省から今月5日に厳重注意を受けたのに対し、全社員への安全教育の徹底など再発防止策をまとめて同省に提出した。同時に指示された類似事例の有無については「確認したが、該当する事例はなかった」と回答した。

再発防止策は、整備士が実施するものとして(1)整備記録の取り扱い(2)作業基準による作業ができない場合の対応(3)責任者の工程進捗管理の徹底――を実施するほか、作業現場と技術部門の連絡体制を改善し、シフトの定期的なメンバー入れ替えによるコミュニケーション不足の解消、組織の活性化、不具合作業工程管理の徹底に取り組む。

安全意識の向上、コンプライアンス意識の浸透を目的に、安全統括管理者と整備部門社員が直接対話を行うとともに、全社員に安全教育とコンプライアンス教育を実施する。

同社は「今回の厳重注意を厳粛かつ真摯に受け止め、今回の報告に関しての今後の国土交通省からの指導に従い、再発防止の徹底とさらなるコンプライアンス体制の強化、早期の信頼回復に取り組む」としている。