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14年度入社式で木川社長が訓示

「ヤマトのDNA伝承者として育て」、ヤマトHD

2014年4月1日 (火)

話題ヤマトホールディングスは1日、東京都大田区の同社施設「羽田クロノゲート」でグループ入社式を行った。2014年度の新入社員はグループ合わせて708人で、このうち中核事業会社のヤマト運輸に515人が入社した。ヤマトHDの木川眞社長による訓示は次の通り。

■「ヤマトのDNA伝承者として育て」(木川眞社長による訓示、要約)
社訓には、ヤマトグループのDNAが凝縮されている。
一、ヤマトは我なり
一、運送行為は委託者の意思の延長と知るべし
一、思想を堅実に礼節を重んずべし

ヤマトグループの良きDNAの伝承者として育ち、仕事を通じて具体的な形にして欲しい。このDNAは、東日本大震災の復興支援活動で如何なく発揮された。連絡網が遮断され本社の指示もない中で、震災直後から被災地の社員たちが自発的に行動を開始した。大混乱の中、自らも被災者でありながら、使命感を持って行動をしてくれた。

その後、全社を挙げて組織的支援活動にしたが、最初に行動してくれた現地の社員たちに、心から感謝している。そして、こうした社員一人ひとりの行動する姿こそが、「ヤマトは我なり」という理念を体現していると感じている。

第3のイノベーションで今後ヤマトグループが成長し続けるためには、グループ各社の連携を強化して新しい事業を創出していくことが不可欠。入社した会社のことだけでなく、グループの社員としてヤマトグループ全体の成長に寄与する、という意識を持って日々仕事に取り組んでほしい。

「為さざるの罪」とは、真剣に考え、正しいと思ったら失敗を恐れず思い切って行動しよう、失敗を恐れて何もせず言い訳を言うのはダメ、という意味。DNAを具体的な形にするために、ヤマトグループにはチャレンジを求める風土がある。是非とも失敗を恐れない若い行動力を大事にして欲しいと思う。

仮に失敗したとしても、反省や工夫をして改善すればよい。また、そうすることで、人は成長する。そして、そのような社員が多くいる会社は、間違いなく活力のある会社だと思う。