丸文、サムスン電子製品の販売事業を強化

産業・一般丸文は14日、UKCホールディングス子会社のユニーデバイスから、サムスン電子製品を販売する事業を丸文の100％子会社・丸文セミコンが取得すると発表した。

今回の事業取得は、国内半導体業界での競争が激化する中、デバイス事業のサムスン電子製品販売を強化するもの。同社グループでサムスン電子製品の販売を手掛ける丸文セミコンの顧客層にユニーデバイスが持つ顧客を新たに加えることで、事業規模の拡大と仕入先との関係強化を図り、営業基盤の安定につなげる。

丸文グループは半導体販売を主力とするエレクトロニクス商社で、品揃えから技術サポート、物流管理、海外サポートなどエレクトロニクス商社に求められる機能の強化に取り組んできた。2005年には日本サムスンの特約店から半導体・電子部品の販売事業を譲り受け、メモリや液晶パネルを中心としたサムスン電子製品の拡販を推進している。

3月中旬に事業譲渡契約を締結、6月1日の譲り受けを目指す。取得価額などは未定。