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上組、バルセロナのターミナル運営会社の株式取得

2014年4月7日 (月)

ロジスティクス上組、バルセロナのターミナル運営会社の株式取得上組は7日、三菱商事と共同で、スペインのコンテナターミナル・オペレーター「グループ・マリティムTCB社」(スペイン・バルセロナ)からバレンシア港のターミナル・オペレーター「TCVステベドアリング・カンパニー」(同国バレンシア)の発行済み株式25%を取得した、と発表した。

TCVはグループ・マリティムTCBの傘下で、バレンシア港に最大水深16メートルの1675メートルバース、10基のガントリークレーン、21基のRTGを備える41ヘクタールのヤード面積を備えるコンテナターミナルを運営し、年間70万本(TEU換算)のコンテナを取り扱っている。

上組は中期経営計画の柱として、「グローバル・ロジスティクスの強化」を掲げ、積極的な海外拠点網の充実に取り組んでおり、中でも海上貨物の玄関口となるコンテナターミナル事業について「注力すべきセクター」と位置付けている。阪神港、京浜港でコンテナターミナルを自社単独運営しているほか、海外でも1990年からタイ・レムチャバン港でコンテナターミナル事業に参画している。

こうした実績を背景に、今回の株式取得によってグループ・マリティムTCBとの協調関係を構築することで、他国のコンテナターミナル事業進出への足掛かりとする。

バレンシア港は、首都マドリードの外港としてスペイン最大の輸出入コンテナ取扱高を誇り、北西欧州・地中海航路のトランシップ港としての地位も高い。