ロジスティクスソーシャルムーバー(群馬県前橋市)は23日、笠岡市などと連携し、福祉施設や医療機関などが保有する送迎車両を、小中学生の通学や部活動の送迎に活用する共同送迎の実証を10月末から始めると発表した。国土交通省の地域交通DX(デジタルトランスフォーメーション)プロジェクト「COMmmmONS」(コモンズ)などの一環で、2027年1月まで実施する。同社は送迎管理システムを提供する。

▲共同送迎イメージ(クリックで拡大、出所:ソーシャルムーバー)
笠岡市では、人口減少や高齢化、路線バスの減便、担い手不足などを背景に、高齢者の通院や児童・生徒の通学、部活動での移動手段の確保が課題となっている。一方、福祉施設や医療機関の送迎車両は片道が空車になる場合があり、実証ではこうした未活用の車両やドライバーの空き時間を活用する。
対象は、神島外浦地区で学区外から通学する児童・生徒の登下校、集団登下校の集合場所までの移動、学校間の合同部活動に伴う送迎。複数施設の利用者や児童・生徒が同じ車両に乗る混乗運行や、送迎ルートの共同化も行う。対象者や運行便は、保護者や学校への意向調査を踏まえて決める。
COMmmmONSを活用して利用予約、配車、運行管理をデジタル化し、利用実績や運行データなどを収集する。実証後は運営ルールや費用負担、料金収受方法などを整理し、27年度以降の本格運用に向けて公共ライドシェアの制度設計や事業化を検討する。将来は子どもの送迎以外への展開も視野に入れる。
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