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川崎重工、中国合弁でLNG燃料VLCC引き渡し

2026年10月26日 (月)

▲31万重量トン級VLCC「TSURUGIDAKE」(出所:川崎重工業)

荷主川崎重工業は23日、中国遠洋海運集団と共同運営する大連中遠海運川崎船舶工程(中国)で、セコイアナビゲーション向けの31万重量トン級VLCC「TSURUGIDAKE」(ツルギダケ)を10月14日に引き渡したと発表した。川崎重工グループが新たに開発したLNG燃料VLCCの4番船となる。

TSURUGIDAKEは全長339.50メートル、幅60.00メートル、深さ28.90メートルで、載貨重量は31万20トン、貨物倉容積は35万2151立方メートル。航海速力は15.45ノット。従来型の球状船首をなくし、喫水線での船長を長くした新たな船首形状を採用し、造波抵抗を低減した。低回転超ロングストローク主機関と大直径プロペラも採用し、低燃費化を図った。

主機関はLNGと低硫黄燃料油の双方を使用できる二元燃料方式とした。LNG使用時は従来型の重油燃料主機と比べ、二酸化炭素排出量を25-30%、窒素酸化物を約85%削減し、硫黄酸化物は100%削減できる見込み。2025年度以降の契約船に適用される新造船の省エネ性能規制「EEDIフェーズ3」にも対応する。

主機関と発電機関の排ガス出口には、硫黄酸化物を除去するSOxスクラバーを搭載した。これにより、2020年から強化されたSOx排出規制に対応しながら、従来の燃料油も使用できる構成としている。

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