荷主古河電工は17日、子会社の古河マグネットワイヤが台湾の栄星電線工業にインダクタ(コイル)向けで市場が急拡大している高耐熱細物平角エナメル線(リボン線)の製造技術をライセンス供与し、両社で世界統一の技術、品質で製造・販売することに合意したと発表した。
インダクタ部品市場は年率2割以上の拡大が予想されており、リボン線も市場拡大に合わせて、製造能力の増強が必要となっていた。
古河マグネットワイヤはニーズが拡大している極細サイズの製造技術を栄星電線工業にライセンス供与するとともに、両社の製造設備、経営資源を有効に活用し、今後の拡大する需要に対応できる製造体制を整える。