財務・人事住友倉庫が13日に発表した前3月期決算は、売上高が5.4%の増収となったものの、不動産賃貸収入の減少が響き、営業利益は5%減少した。
物流事業は、米国イリノイ州シカゴ近郊に新拠点を開設したほか、サウジアラビアで定温設備を備えた新倉庫を稼働させるなど、物流拠点網の拡充を図り、海上貨物、航空貨物の取扱いも拡大。海運事業では船舶運航コストの削減に取り組み、国内物流は、倉庫業務の拡大を図るため、大阪港・南港地区で3月に新倉庫建設に着手した。
また、文書などの情報記録媒体を取り扱うアーカイブ事業で需要の拡大が見込まれることから、耐震性・安全性の高い設備を備える埼玉県羽生市の専用施設を2倍規模に増設することを決めている。
今期は売上高1700億円(3.1%増)、営業利益97億円(0.1%増)、最終利益71億円(14.1%増)を見込む。
[住友倉庫]2014年3月期連結決算(単位:百万円)
2014年3月期 | 2013年3月期 | 増減 | |
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売上高 | 164,917 | 156,422 | 5.4% |
営業利益 | 9,693 | 10,201 | -5.0% |
経常利益 | 11,126 | 11,151 | -0.2% |
当期純利益 | 6,224 | 6,222 | 0.0% |