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アジア発米国向けコンテナ、8月は126.5万TEU

2014年9月11日 (木)
アジア発米国向けコンテナ、8月は126.5万TEU

アジア10か国・地域発米国向けコンテナ荷動き(出所:ゼポ)

調査・データゼポ(米国ミネアポリス)は11日、米国税関ACEB/L統計データベースを基に8月分のアジア発米国向け海上コンテナ輸送実績をまとめ、発表した。アジア主要10か国・地域発のTEU(B/L・LoadingPort/母船積地ベース・実入り・FROB含)は前月から0.6%増、前年比6.1%増の126.5万TEUとなった。ピーク月の8月としては2010年の130万TEUに次ぐレベル。

FROB含む米国向け世界合計も、アジア発に加えて中米発(3.7%減)以外は欧州発が14.6%増、カナダ発8.3%増、南米発14.2%増といずれも増加。全体では前月比0.4%増、前年比6.4%増と続伸した。

アジア発の6割強を占める中国発は前年比4.8%増と6か月連続の増勢。2位の韓国は前月比が1.3%減と3か月連続のマイナスだったが前年比では2.4%増、3位の香港は7%減で2か月連続のマイナス、4位の台湾は12.6%増で3か月連続のプラス、ASEANは5位のシンガポール、7位のベトナム、8位のマレーシアがそれぞれ31.2%、23%、54.6%の増加となった。

9位のタイは2%減で2か月連続のマイナスで、マレーシアは8か月連続プラスとなった。10位のインドも14.8%増と12か月連続のプラスだった。

自国生産分を表す荷受け地ベースで、韓国、日本と拮抗しているベトナムは6月につづき、韓国を上回って2位となった。

日本は母船積地ベース(直航分)で好調だった前月から12.6%減だったが、前年比では1.4%増で、7か月連続のプラスを維持した。

また、日本発釜山TS分は前月、前年比とも1.4%のプラス。日本発直航分の8割以上を扱う米国西岸港は、ロサンゼルス、ロングビーチ、エヴァレット、シアトルが減少、タコマ、オークランドは増加した。米国港通過・第三国揚FROBの動きはタコマ港が多く、アジア発米国向けFROB全体量の前年比は14.1%(7月は15.4%)増と維持した。