一光、供給ひっ迫で給油量と台数制限を実施

話題一光は16日、各店舗での給油制限を実施すると発表した。東北地方太平洋沖地震（東日本大震災）の影響により、燃料供給元の石油製品メーカー（元売）の製油所が大きな被害を受けており、復旧のめどが立っていないことから、供給がひっ迫しているとして、状況が安定するまで給油制限を行うことにしたもの。

同社は「国内の石油製品の精製能力は一時的に大幅に低下し、石油元売の燃料出荷能力は、特に被災した関東・甲信越以北で著しく低下、全国的に石油製品、とりわけ軽油、ガソリンの供給がひっ迫してきている」と指摘。

さらに、店舗前面道路が大変な混雑となり、周辺住民や自営業者などから苦情が出ているため、1台あたりの決済時間を短縮しなければならないとして、一般のクレジットカードでの給油を停止し、支払いを現金に限定することにした。利用店舗の元売か一光のマークが入っているクレジットカードは利用できる。

給油量の制限については、各店舗ともハイオク50台、レギュラー200台、軽油100台を基準に台数制限し、灯油も一人1缶200人までとする。当日の在庫が品切れとなった場合は台数に到達しなくても販売を中止する。

東日本（北海道から静岡三島SS、北海道から新潟白根SS）では、現金給油がハイオク3000円、レギュラー2000円、軽油5000円を、カード給油はハイオク10リットル、レギュラー10リットル、軽油50リットルを上限とする。

西日本（静岡の蒲原SS-九州、富山の滑川SS-九州）は、現金給油がハイオク4000円、レギュラー3000円、軽油1万円、を、カード給油がハイオク20リットル、レギュラー20リットル、軽油100リットルを上限とする。

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