ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

中国でTIR対象拡大、越境道路輸送の実証相次ぐ

2026年2月20日 (金)

国際国際道路輸送連盟(IRU)は17日、中国で国際道路輸送制度「TIR」を活用した新たな実証輸送が相次いで立ち上がっていると発表した。中国は1月15日、TIRの対象貨物を拡大し、保税貨物やあらゆる電子商取引(EC)商品を含める運用を開始。これを受け、道路輸送事業者がユーラシア各地を結ぶ試験輸送に踏み出した。

EC貨物では、中国最西端のカシュガルを出発したTIR車両2台がイルケシュタム国境(キルギスとの国境)やクンジュラブ峠(パキスタンとの国境)を経由し、ウズベキスタンのコーカンドに5日、パキスタンのスストに2日で到着した。TIRを使わない従来輸送と比べ、輸送日数は20%短縮、コストは10%低減したという。通関待ちや検査の省略による時間短縮が効果を発揮した。

(出所:国際道路輸送連盟)

保税貨物の事例では、ウルムチからガス給湯器などを積んだ車両がホルゴス国境を通過し、カザフスタンのアルマトイまで6日で到達。積み替えや途中検査が不要となり、2-3日の短縮効果があった。寧夏回族自治区・銀川では、銀川総合保税区を出発した生花455箱がキルギスのビシュケクに5日で到着。鮮度管理が厳しい生花輸送においても、積み替え不要と貨物封印による完全性確保が評価され、輸送会社は物流コストが30%削減できたとしている。

これらの輸送にはシーバ・ロジスティクス(フランス)も関与し、同社は越境物流の効率性と可視性が高まったとコメントしている。IRUによると、中国では24-25年にTIR認可事業者数が45%増加し、車両数は3倍に拡大。TIR運行件数も倍増した。現在、50超の国境拠点と内陸都市で80以上の国際TIRルートが稼働し、EC商品から危険物、コールドチェーンまで対応貨物も広がっている。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。