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ターミナル運営子会社の株式30%を譲渡

川崎汽船、北米最大級の港湾運営会社と関係強化

2014年7月31日 (木)

国際川崎汽船は7月31日、コンテナ船とターミナル事業の競争力強化に向け、北米最大級の港湾運営会社「ポーツアメリカ社」と戦略的なパートナーシップを結ぶことに合意した、と発表した。

北米西岸のロングビーチ港、タコマ港で40年以上にわたりコンテナターミナルを運営してきた子会社「インターナショナル・トランスポーテーション・サービス社」(ITS社)を通じて培った実績に、全米でターミナル事業を展開するポーツアメリカ社の知見を加えることで、投入船型の大型化に対応した高規格、高機能ターミナルの整備を行い、基幹航路の北米西岸サービスを支えるターミナルサービスの品質を高める。

川崎汽船はこれまで、コンテナ船ではオークランド港、自動車船ではジャクソンビル港、ニューアーク港、ブルンスウィック港、チャールストン港でポーツアメリカ社を港湾運営業者に起用してきたが、ITS社の株式30%をポーツアメリカ社に譲渡することで、戦略的なパートナーとして関係強化を図る。株式は当局の承認手続きを経て8月下旬に引き渡す。

株式譲渡に伴う売却益は103億円で、中間決算で特別利益として計上する。