拠点・施設プラスは7日、社内カンパニーで文具・事務用品、オフィス家具などの卸売ビジネスを展開するジョインテックスカンパニーが、2015年1月に愛知県大府市に全国で5か所目の物流拠点「ジョインテックス中部センター」を開設、稼働を開始すると発表した。
中部エリアの配送はこれまで東日本、西日本の拠点でカバーしていたが、新センターの開設により、需要の拡大と出荷量増加に対応。卸売事業、スマートオフィス、スマートスクール、スマート介護など、ジョインテックス独自のデリバリーサービスの安定した物流基盤を構築するとともに、中部エリアで物流サービスの品質向上を図る。
施設は11月に竣工する賃貸物件で、名古屋中心地から24キロ、伊勢湾岸自動車道豊明ICから2分と交通条件に恵まれた好立地のため、中部・東海全域、長野県、山梨県の販売店からの翌日配送注文締め時間を最大90分延長することが可能になるという。
同社は中部センター開設を機に、販売店の経営体質の強化をサポートする新たな物流支援サービスを全国5センターでスタートする。ジョインテックスでは、これまでもエンドユーザーへの直送サービスを提供してきたが、取り扱いのない商品の配送は販売店が別に手配する必要があった。
今回、取り扱いのない商品も販売店から預かり、顧客に一括して届けるドロップシッピングサービスを開始する。これにより、販売店の在庫と配送機能のすべてをジョインテックスが代行することが可能となり、販売店は人件費・物流費などのコストを抑えるとともに在庫負担の軽減を図り、業務効率化を実現できる。
中部センター開設に際し、ジョインテックスでは新サービス提供のインフラを全物流センターで整備し、新サービスの導入によるパートナー販売店のコスト削減と販売力強化を支援。同時に、オフィス家具製品ターミナルセンターとしての機能も計画しており、中部エリアへのさらなるサービス向上と営業活動強化に注力する。