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アジア→米国向けコンテナ、上半期2.4%増加

2016年7月15日 (金)

調査・データゼポ・データマイン(米国マイアミ)が18日に発表した6月のアジア発米国向け海上コンテナ輸送実績よると、アジア主要10か国・地域発のTEUは、前年比0.2%増の124.3万TEUとなり、1-6月の累計も698万TEUと前年同期を2.4%上回った。

6月アジア発米国向けコンテナ推移

主要品目(1-6月累計)は自動車関連が1.3%減少となったほかは家具類3.8%、機械類1.7%、電子電機8.4%の増加となり、合わせて2.9%増えた。一方、米国向け世界合計は6月単月で177万TEUと横ばいだったものの、1-6月累計はアジア発、欧州発、南米発ともに2-3%台のプラスとなり、上半期合計は2.7%増の1011万TEUとなった。

アジア発の6割を占める中国発は前月実績を2.5%下回り、前年比1.2%減。1-6月累計は3.1%のプラスを維持した。

2位の韓国は自国分が堅調で、6月は14.5%増、1-6月では5.9%増だった。3位台湾は6月に8.1%減となったものの、1-6月は4.4%増。4位香港は6月14%減と3か月連続のマイナス、1-6月も12.5%のマイナスだった。

6位シンガポールは3か月連続のマイナスで1-6月も9.3%の減少。7位ベトナムは前月の66.8%増の後、6月も28.1%の二桁増で1-6月も38%のプラス。

8位インドは6月、9.5%増で4か月連続プラス。1-6月は3.1%のプラスだった。9位タイは3か月連続のプラスで6月は8%増、1-6月は20.8%のプラス。10位マレーシアは6月13%増と17か月振りのプラスだったが、1-6月は16.4%のマイナスだった。

7位の日本発直航分は4か月目に14%増となったものの、1-6月では0.9%のプラスで横ばいとなった。日本発韓国TS分は6月は26.9%増の7904TEUだったが、日本港別の動きでは5大港を含む上位10港発が80%を占めた。合計は前年比21.2%増だったが、1-6月実績でも17.9%増で、10港のシェアは83%。名古屋港は42%の減少だった。

日本発直航分に対する米国上位港の1-6月分の動きは、ロスアンゼルス港サバンナ港、NY・NJ港が減少した一方でタコマ港、ロングビーチ港、オークランド港が増加した。