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2016年10月稼働開始、三大都市圏間当日配達の一環

ヤマトHD、愛知県に大規模総合物流拠点「三河GW」建設

2014年11月19日 (水)

拠点・施設ヤマトHD、愛知県に大規模総合物流拠点「三河GW」建設ヤマトホールディングスは19日、愛知県豊田市に同社グループの中部圏拠点としては最大規模となる総合物流ターミナル「三河ゲートウェイ」を建設すると発表した。着工に先立ち、同日安全祈願祭を実施した。

2013年7月に発表した「バリュー・ネットワーキング」構想の実現に向けた主要拠点を構成する中部圏の中核拠点として、2016年10月の稼働開始を目指す。

同社グループでは、関東・中部・関西の玄関口に最新鋭の仕分け機器を備えた物流ターミナル(ゲートウェイ)を建設し、多頻度幹線輸送と24時間発着同時仕分けによる主要都市間の当日配達実現、機械化やネットワークの刷新による輸送の効率化で輸送コストの低減と省力化を両立させ、労働力不足に対応する。
ヤマトHD、愛知県に大規模総合物流拠点「三河GW」建設

独自の付加価値機能と「ラストワンマイルネットワーク」を組み合わせ、スピード・品質・コストのすべてを飛躍的に高めることで、物流を「バリュー(付加価値)を生み出す手段」へと進化させる「バリュー・ネットワーキング」構想の実現につなげる。

三河GWは敷地面積3万6996平方メートル(1万1191坪)、延床面積6万5027平方メートル(1万9670坪)で鉄骨造6階建て。同社グループのヤマト運輸、ヤマトグローバルエキスプレス、ヤマトロジスティクス、ヤマトグローバルロジスティクス、ヤマトボックスチャーター、ヤマトフィナンシャルが入居する。

豊田市周辺は国内有数の産業集積地域で、伊勢湾岸自動車道豊田南ICから近く、総取扱貨物量日本一の名古屋港や中部国際空港など陸海空の輸送モードに対応できるインフラが整備された「絶好の立地条件」にある。

三河GWでは、最新の仕分け機器による24時間発着同時仕分けを行い、昨年8月稼動した厚木ゲートウェイと17年度稼動の関西ゲートウェイ(仮称)との多頻度幹線輸送で配達のリードタイムを短縮し、主要都市間の宅急便当日配達を実現する。