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【決算】三菱倉庫、富士物流買収が寄与

2011年4月28日 (木)
2011年3月期連結(単位:百万円)
 2011年3月期2010年3月期前期比
売上高175,879148,34718.6%増
営業利益12,16410,28118.3%増
経常利益13,68811,51218.9%増
当期純利益6,9736,10514.2%増

メディカル物流事業では、医薬品などの配送センター業務の拡大、海外拠点の拡充などに取り組み、コスト管理の徹底と業務の効率化を図ることで業績の確保に努めた。

 

また、物流事業の拡充を図るため、富士物流の株式公開買付けを行い、2010年9月下旬に決済を完了。富士物流とその子会社10社が第2四半期末から同社の連結子会社に加わった。

 

この結果、売上高は物流事業で倉庫、陸上運送、港湾運送、国際運送取扱の各事業で荷動きが回復したほか、期後半から富士物流などが連結子会社に加わったこともあり、収入が大幅に増加。不動産事業で横浜ダイヤビルが通期寄与する一方、設計施工の受注減少などもあり収入が若干減少したものの、全体として前期比275億3200万円(18.6%)増の1758億7900万円となった。

 

また営業原価は、物流事業で貨物取扱量の増加や富士物流などの連結子会社組入れに伴い、作業運送委託費、人件費などが増加。不動産事業で設計施工の受注減少により設計施工費が減少したものの、横浜ダイヤビルの通期稼働に伴い減価償却費が増加し、全体として前期比240億6300万円(18.3%)増の1558億3100万円となった。販売費、一般管理費は、富士物流などの連結子会社組入れにより、同15億8500万円(25.2%)増の78億8300万円となった。

 

営業利益は物流事業で増益となり、不動産事業も若干増益。全体としては前期比18億8300万円(18.3%)増の121億6400万円となり、経常利益は、受取配当金の増加もあり、同21億7500万円(18.9%)増の136億8800万円となった。当期純利益は、東日本大震災の被災による地震災害損失などを特別損失に計上したものの、前期比8億6700万円(14.2%)増の69億7300万円となった。