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ボーイング予測

15年の航空機ファイナンス市場が1240億ドルに拡大

2014年12月11日 (木)

荷主米ボーイングは現地時間の9日、シカゴで2015年の「航空機ファイナンス市場予測」を発表した。

2015年は新造機の需要が高く、業界全体の航空機ファイナンス市場規模は1240億ドルと予測。ボーイング・キャピタル・コーポレーションのティム・マイヤーズ氏(航空機ファイナンス・サービス担当バイス・プレジデント兼ゼネラル・マネージャー) は、「10年の2倍だ。今後何年かは穏やかな成長が続き、19年の年間デリバリー機用資金需要は1560億ドルと見込んでいる」と語った。

リース会社は航空機ファイナンスの革新を継続して進め、全デリバリーの40%に資金提供し、デリバリー機用資金は、現金、民間銀行借入、資本市場からの調達で均衡すると見通した。

新造機デリバリーの3分の1が資本市場からの資金調達となり、民間市場からの調達が増加する半面、輸出信用機関からの調達は記録的な低迷が継続、「投資家需要、ポートフォリオでのセルダウンの仕組みを変革するイニシアチブは、今後も中古機市場に関心と投資を及ぶ後押しになる」との見通しを示した。