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日清食品HD、フレンテと業務・資本提携、物流相互利用

2011年5月11日 (水)

フード日清食品ホールディングスは11日、フレンテと業務・資本提携を行うことで合意したと発表した。今後、協働推進委員会を設置し、提携のスケジュールや具体的な条件を含む業務内容を検討する。

 

日清食品は、昨年夏にフレンテの子会社で菓子メーカーの湖池屋とコラボレーション商品を発売しており、今後も6月に第3弾のコラボ商品を発売する。両社は、こうしたプロジェクトを踏まえ、開発・マーケティング・調達・生産・営業といった事業活動全般で協働関係を構築・強化することが「最良の選択」と判断した。

 

業務提携では、両社の菓子流通、即席めん流通チャネルでの強みを掛け合わせ、流通の全業態・全エリアでの営業協力を行うほか、資材共同調達の実施、新たな調達方法の検討、両社間の最適な生産、物流ラインの相互利用、品質検査機能の共有化を行う。また、両社の海外事業の収益構造の向上を目的に、ビジネスモデルの検討を進め、現地のマーケティング調査データを共有する。

 

資本提携では、最終的に日清食品HDがフレンテの発行済株式総数の20%保有を目指す。現時点で、日清食品HDは3.53%に相当する株式を取得しており、今後、「速やかに1.5%を立会外市場取引により取得する」としている。その後、協働推進委員会で、業務・資本提携による効果などを検証した上で「効果が十分に生じた」と判断した場合、提携契約から2年以内に15%相当の株式を追加取得し、合わせて20%とする方向で検討する。