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開発投資額50億円

三菱倉庫、保管・配送センターシステムを全国44拠点に展開

2015年1月14日 (水)

サービス・商品三菱倉庫は14日、50億円を投じて開発した新倉庫保管・配送センターシステム「G-MIWS」を全国の同社44倉庫に展開すると発表した。昨年8月に主力拠点の大井倉庫(東京都品川区)へ先行導入していた。

G-MIWSは、国内外の境い目なく提供する同社のロジスティクスサービスを拡充するための支援システムとして開発したもので、海外の倉庫拠点へも段階的に導入を拡大していく。

高度な貨物管理、効率的な輸配送の組立て、最適な人員配置などのノウハウを集約して倉庫保管・配送センター業務の標準化・効率化につなげる。

保管商品のロット情報などきめ細かな在庫管理が可能で、商品の動きを適時・的確に追跡できるようトレーサビリティ機能を強化。要望に応じ、実績データを提供できる仕組みも整えている。24時間365日稼働が可能で、大規模災害対策として遠隔地の災害対策センターにバックアップサーバを設置し、罹災時のシステムの安全性を高めた。

また、倉庫関連業務全体を俯瞰できるKPI(重要業績評価指標)管理機能を搭載し、システムに蓄積されたデータを有効活用して分析に活かすための「データダウンロード機能」を強化。最新の情報技術を利用することで操作性を改善し、作業の効率化を図る。