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住友ゴム、物流コスト低減へブラジルに新拠点

2011年5月17日 (火)

拠点・施設住友ゴム工業は17日、ブラジルに乗用車用ラジアルタイヤの製造・販売を手掛ける子会社を設立すると発表した。

 

ブラジルを中心とした中南米地域で、自動車産業の急拡大を背景に自動車用タイヤの需要が増加しているが、地域最大の市場であるブラジルのタイヤ市場は、高関税、遠隔地からの輸送による高物流コストのため、輸入品に不利な状況となっていることから、現地での新たな生産拠点の開設が不可欠と判断した。

 

同社は7月に子会社を設立し、新工場の建設に5億6000万レアル(約280億円)を投資、2013年10月の生産開始を目指す。新工場の生産能力は1日1万5000本。

 

■新工場の概要
所在地:パラナ州ファゼンダ・リオ・グランデ市
設立時期:7月
事業内容:乗用車用ラジアルタイヤの製造・販売
総投資額:約5億6000万レアル(約280億円)
生産開始:2013年10月
生産能力:1万5000本/日
敷地面積:約50万平方メートル