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19年末までに100億円投資

住友ゴム、ブラジルでトラック・バスタイヤを生産

2016年7月20日 (水)

国際住友ゴム工業は20日、ブラジル工場でトラック・バス用タイヤの生産を開始すると発表した。2019年までの4年間に3億1200万レアル(100億円)を投資する計画の一環として生産設備を新設し、2019年3月から日産500本の生産能力でスタートする。

住友ゴム、ブラジルでトラック・バスタイヤを生産

ブラジル工場では2013年10月から乗用車・ライトトラック用タイヤを生産しており、15年末時点で日産1万5000本の生産能力を持つ。

現在、トラック・バス用タイヤは輸入販売で提供しているが、同国のトラック・バス用タイヤ市場が今後、年率2%程度のペースで成長するとみられることから、現地生産に切り替えて安定供給を図る。生産拠点をブラジルに広げることで為替変動リスクを回避する狙いがある。

また、乗用車・ライトトラック用タイヤも17年以降に増産投資を行う計画で、総投資額は1億7500万レアル(56億円)となる見込み。

■ブラジル工場の概要
所在地:パラナ州ファゼンダ・リオ・グランデ市
操業開始:2013年
設立年月:2011年7月
事業内容:乗用車・ライトトラック用タイヤの製造・販売
生産能力:日量1万5000本(2015年12月末)
従業員数:1271人(2015年12月末)

■トラック・バス用タイヤ工場の概要
生産開始:2019年3月
建屋面積:1万3400平方メートル
生産能力:日量500本