M&A日本郵船は30日、木材チップ船事業を完全子会社のNYKバルクシップパートナーズ(NBSP、東京都港区)に移管すると発表した。2027年4月1日付で吸収分割を実施し、木材チップ専用船の営業、契約管理、運航管理を同社に承継する。グループ内で関連機能を集約し、運航・船隊管理の効率化やコスト最適化、収益性の向上を図る。
移管対象事業の26年3月期売上高は295億5900万円。承継する資産は102億1300万円、負債は31億3400万円で、営業未収金や舶用燃料在庫、欧州域での船舶航行に伴う排出枠、営業未払金などを含む。運送契約などの契約上の地位も移す一方、雇用契約や保有株式、船舶所有者との定期傭船契約などは承継対象外とする。
NBSPは26年4月に発足し、ドライバルク分野で海上輸送、船舶管理、船主事業を手がける。今回の再編により、木材チップ船事業の営業から運航、船隊管理までを一体運営し、安全・品質管理や調達機能の強化につなげる。製紙原料やバイオマス燃料を支える木材チップ輸送で、顧客対応やサービス提案力の向上も目指す。
吸収分割に伴い、NBSPは普通株式564万8000株を新たに発行し、全株を日本郵船に割り当てる。
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