産業・一般コスモ石油マーケティング(東京都中央区)は30日、羽田空港で供給する国産SAF(持続可能な航空燃料)が、東京都の「国産SAF利用促進緊急対策事業」に採択されたと発表した。
同事業は、中東情勢の影響で既存航空燃料の価格が急騰し、SAF需要の減退が懸念されるなか、国産SAFと既存航空燃料の価格差を追加で補助し、利用を促進するもの。同社は、東京都の2026年度「国産SAF利用促進事業」に続いて採択された。
対象となるSAFは、2021年に新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業に採択された「国産廃食用油を原料とするSAF製造サプライチェーンモデルの構築」で開発した。国内で初めて大規模生産される国産SAFで、持続可能な製品の国際認証「ISCC CORSIA認証」と「ISCC EU認証」を取得している。
製造は、コスモ石油、日揮ホールディングス、レボインターナショナルの3社が設立した合同会社SAFFAIRE SKY ENERGYが担う。2025年度からコスモエネルギーグループを通じ、羽田空港に就航する航空会社へ供給している。
コスモエネルギーグループは、国産SAFの供給に向けてサプライチェーンの構築を進めてきた。SAF原料として再利用することを目的に、サービスステーションで廃食用油を市民から回収する実証も継続している。
今回の採択を通じ、羽田空港に就航する航空会社による国産SAFのさらなる利用拡大が期待される。
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