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日本海事センター調べ

北米往航コンテナ貨物、10か月連続で増加

2015年2月19日 (木)

調査・データ日本海事センターが19日発表した2014年12月のアジア・米国間のコンテナ貨物の荷動き動向によると、12月の北米往航(アジア18か国発)は対前年で10か月連続の増加となる6.4%増の117.6万TEUで、10-12月の四半期別でも6.8%増の372万TEUとなり、6四半期連続で増加した。

14年の年計は前年比5.9%増の1465.2万TEUと07年以来7年ぶりに過去最高を更新。国・地域別では中国、韓国、ASEAN、南アジアが過去最高となった。

北米復航(米国発アジア18か国向け)は、12月が5か月連続の減少となる8.8%減の53万TEU。10-12月期は10.7%減の160.2万TEUで2四半期連続の減少となった。

14年の年計は5年ぶりに減少し、3.1%減の665.9万TEU。ASEAN揚、南アジア揚が好調を維持したものの、中国揚が月別集計開始以来はじめての前年比減少となった。今後も減少基調が続く可能性が高い。

中国揚の紙類、動物用飼料などの主要貨物が減少。中国で紙の調達先の変化、配合飼料の自国生産が進展し、さらに米国西岸港湾労使交渉による荷役の遅れ、空コンテナバン、シャーシ不足などが減少要因として影響している。